朝、昨日のスーパーで買ったりんご、バナナ、チーズパン。なんと牛乳は傷んでいた。どうりではやってなかったわけだ。くやしい。
夫が車に給水してから、出発。もうすぐ、ウィンドソー。デトロイトとの国境だ。別に何をしたわけでもないが、国境を出るのは、なんとなくひやひやする。ここの関所は
「さすがデトロイトだぜ!」
のすごみのあるおばさま(制服、カーリーヘア、黒メガネ、年増のお姉さんという感じ)で、クールにあごをしゃくって
「Go ahead」
とひとこと。今までで一番かっこいい係官だと、わいのわいの言いながらアメリカに入った。
さて、デトロイト。ここはタイガースの本拠地だから「スタジアムで写真でもとっていくかぁ」と高速を降りドライブしたのだが、ダウンタウンはさびれ、こわれ、汚い、こわい。道いく人もない。たまにいても、なんか危なそうな人だ。アメリカに行ったことのある人はわかると思うが、安全なところとこわいところというのは、肌で感じる。歴史的建造物がたくさんあるのだが野放し。やはり古いものはきちんと手入れをしないといけない。税金で新しいビルを建てるより古いものをきちんと保存するべきだよ、としばし行政というものを考えた。でも、びびりながらもスタジアムで写真はとったぞ。1枚とってそそくさと、隣町、アナーバーへ。
アナーバーはミシガン大学を中心とする学術都市。デトロイトのとなりにありながら、ここのきれいさ、治安の良さ。ほっとする。ちょうど、大学でハンドクラフトの大きなフェスティバルをやっていたので、見にいく。陶器やら絵やら、まぁ、旅人には見るだけなのだが、ミシガン大学の見学として楽しむ。ここでしんごが、うんちを訴え、トイレ探しで困った。人にきいて行っても、学外の人は使えない(かぎがかかっている)とか、マクドナルドさえ、買わなければ、鍵を貸せないといわれ、しょうがなく列に並んで購入。ほんまに融通がきかへんわ。あとで2ブロックあるいたところに、トイレがあるのを発見。旅行中何度か、しんごのうんちと私の頻尿で、わずらわしかった。
やはり、ラジエーターの調子が悪い。シカゴまで行く予定が、途中何度も止まって、熱をさまし、給水したために予定が遅れた。ポータージュという五大湖の南端の町のデイズインにからがらたどり着く。夫とこどもたちがプールで遊んでる間に、ちょっと離れたモールを教えてもらって夕食の買い出し。私も知らない道を地図もなしにドライブできるようになったぜと自分をほめながら。
[本日の夕食]; ポテトサラダ、カニサラダ、イタリアンビーフ、パン。ホテルの部屋で食べる。
洗濯もした。ランドリー75セント。家を持たず、モーテルを転々としている船員さんと一緒になった。五大湖も、海のようなものなんだなぁ。