1998年7月16日

7月16日シカゴ 〜再訪したい街〜

 ここのデイズ・インは、朝食込み。コーヒー、ジュース、ドーナツがフロントの脇に置いてあり、自由にとれる。私たちは5人分なので、大きなタッパーをお盆がわりに持っていく。これは非常に便利です。それはグッドアイディアだと見知らぬ人々に声をかけられたこともある。そんなん、普通考えるやろう、というようなことをけっこう本気で(と、感じる)ほめられるというのはよくある。ここらへんを見て、日本人は頭いいな、と言うのであろう、とか。

 シカゴは時差が1時間。東から西へいくと、得した気分。ここでも、高速からおりてシカゴのこわいところに入ってしまった。都市部の南部というのは、治安の悪いところが多い。これは世界共通なのか?で、こわい地区の日曜大工センターに行って、工具の買い物。

 車がヒートアップしてくると、サービスエリアに入り給水する。ボンネットをあげてしゅわしゅわ煙はいてる車のそばで私たちはぼーっと待っている。すると何人かは、助けがいるかい?などと親切に言ってくれる。その中の一人が、車に詳しくて、

Chicago 「ここのボルトのところに調節弁が付いているので、そこをたたいたりするといいんだよ」

と教えてくれたので、ボルトを締め直すために買いにきたのだ。(北米人というのは、車のボンネットを開けて何かやっているだけですぐに集まってくる人種である。)

 ここは、あと数キロでシカゴ、というところなのだが、モールの駐車場をパトカーが巡回してる。道では、いかにもこわそうな兄さんが、バナナやりんごなどを、車の前に立ちふさがって売って(押し売り)いる。ガソリンスタンドのクレジットカード使用もなんかこわい。悪用されるんちゃう?と本気で思う。

 シカゴに入ってしまうと、やはり都会の観光地。ここはあの ERの舞台だから、見たことある高架鉄道やら、橋やらがあっておもしろい。ERといえば、英語で見てるときにセリフがわからなくて、

「うう、日本語で見たい!」

と思っていた。帰国して日本語だったので喜んで見たら……やっぱりよくわかんないところがあった。あれは難しいな。

Jordan  シカゴはブルズの本拠地。夫にとってここは最重要訪問地なのだ。公式グッズの店もたくさんあります。マイケルジョーダンの巨大壁画が看板になってるのが彼がオーナーのレストランで、スポーツ用品店では選手の手形にも触れられる。
Chicago Obje  街のあちこちに屋外オブジェがあり、地図をもらってそれを探しながら歩けるの。ミロとかピカソとか。マクドナルドの1号店は、ロックンロールテイスト満艦飾の博物館みたいな店で、観光バスもくるほど有名。シアーズ所有のビルは北米で一番高いらしく、一人1800円払って上がった。シカゴは高層建築が美しいことで有名らしいので、その景色は圧巻。しかしそのおかげで他の都市の展望台が色あせて見えるのは当然で、その後にのぼったビルやタワーは、入場料払ってがっかりの連続だ。ここでアドバイス。シカゴの展望台のあとはどこの展望台もパスせよ。(ニューヨークだのロスなどは知らんよ。)シカゴは博物館や美術館もくさるほどあり、けっこう興味をひくものも多い。フィオナ(モントリオールの友人)が、

「シカゴは好きだ。もう一度行きたい」

と言っていたのがわかる。わたしも再訪して、回ってみたいところでした。

 そして、シカゴを出てウィスコンシンへ向かったが、車がまたオーバーヒートで動かない。緊急に止まったところの向かいにホリデイ・インがあったので、120ドルの大金を払い泊まることに。さすがにここはゴージャスな屋内プールがある。ここで10時まで遊んだ。<車が故障すると、いいところに泊まれる>という、おかしな公式ができてしまった。当然どこかにしわよせがくるわけで、今夜の夕食は昨日ののこりもののパン、ハム、果物。


【7月17日へ】