1998年7月18日

7月18日 ミッチェル(サウスダコタ)〜大草原のオーバーヒート〜

 今朝は朝食つき。旅行中で一番豪華なメニュー。バナナ、リンゴ、ドーナツ、菓子パン、トースト、リンゴジュース、オレンジジュース、コーヒー、紅茶。自由にとれる。

 今日もただひたすら90号を走るのみ。移動日だ。出発前に夫が気がついた。

「ここは、あの世界に名だたるメイヨーホスピタルのある街ではないか?こんなちっぽけな街だったのかぁ!知ってたら、見にいったのに!」

時間がなく、見学はできなかった。街は小さくても、世界の一流になれるわけだ。

 サウスダコタ州に入った。大草原なのだが、ちゃんとところどころに木もある。牛は狭い日陰でぎゅうぎゅう(牛々)押し合ってしっぽをふっている。特に家の回りは木で囲まれていて、涼しげな庭もある。しかし、お隣さんにいくには車か馬車が必要、という住宅状況は、うらやましいというより感慨深い。北米の独立、自立というのがこういうので培われるんだねぇ。鉄砲を持ちたい気持ちもわかる。日本の隣組とは違う。

Great Plain  この日はグレートプレーリーの真ん中で、オーバーヒートの車をさました。いかれた若者風のお兄さんが、手を貸そうか?と親切に声をかけてくれる。いい人はそれなりの外見をしてくれないとこわいではないか。でも、都会で声をかけられるのと違って、やはり優しさがにじみ出る。

 ミッチェルという町に着いた。街はずれのベストウエスタンに宿をとる。65ドル朝食付き。屋外プールは結構人がいた。ビール飲みながら入っていた子ども連れのお父さん、子どもを抱えては水に投げ入れるという遊びを、うちの子にまでサービスしてくれる。これって、ポピュラーな遊びみたい。帰国してから、父がこどもに同じことをしてたら、当然係員に注意された。日本だぜ。

 夜は久々の外食。レストラン カントリーキッチン。リブステーキ、アイダホポテト、スープ、パン。デザートにアイスまでとってやったぞ。チップ込みで28ドル。ぜいたくしたって感じ。味は、ファミリーレストランだけどね。
 夕方に雷を伴ったシャワーがあった。バケツをひっくりかえしたような強い雨(ありきたりな表現だぜ)と雷のあと、空いっぱいに虹。ホテルのみんなが外に出て雷や虹を観賞。空を遮るものが何もないから、きれいさは格別だったよ。


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