1998年7月20日

7月20日 ラピッドシティー二日目 〜大統領の顔拝み〜

Mt. Rushmore  ともかく、朝まだ涼しいうちに車を走らせオーバーヒートを防止しようと、朝6時に出発。あの大統領の顔をほってあるラシュモア山にいく。入場料は駐車料として8ドル。大統領の顔をみながら朝御飯。コーンフレークの牛乳かけ。サラダ、くだもの。

 山に彫られているのは4人のアメリカ建国に深い関わりのある人々。しかし、私が顔をみて判別できるのはリンカーンだけ。あとふたりは名前だけ知っているが識別できない。4人目は名前さえ知らなかったよ。こういう無知では観光する資格がないな、と自分で思う。
 車のナンバーを見渡すとずいぶん遠くからきている人がいる。アメリカ人なら一度は訪れたい場所だろうな。日本でいえば、坂本龍馬とか西郷隆盛とかの明治維新の立役者が山に彫刻されてある、って言う感じなんだろう。

Crazy Horse  2匹目のどじょうをねらった、クレージーホースという造成途中のモニュメントを見にいく。これが、造成中だけあって、ほとんどできてない。道もできてない!。ダートなのだ。知ってればいかなかったのに、と後悔するがもう遅い。これで一気に車の調子が悪化し、クレージーホースの入口でオーバーヒート。以後は数十分走るだけでオーバーヒートするようになり、からがらラピッドシティに帰る。途中、農家の脇の納屋近くで給水している時にラジエーターのクラックを発見し、絶望感に襲われる(夫談)。クレージーホースの入口での給水時に十分冷やさずにやや焦って水を入れてしまったのが原因のようだ。この頃は一日の給水量は実に10-12リットル近くになっていた。

 やはり、公式通り、90ドルと高めのハワードジョンソンに宿をとる。ラッキーにもここのとなりのガソリンスタンドでガレージもやっており、預ける。どうなるかは明日の正午に決まる。

 ここで車を捨てる、ということになればどうするか?についていろいろ話し合う。

1;列車を使って、要所でレンタカーし旅行を続ける。
2;飛行機でバンクーバーまでいき、そこで10日間ステイする。
3;予定を変えてもう日本に帰る。

 どれもそれなりにやってもいい計画ではある。しかし、列車を使って旅となると、荷物が多すぎるし、交通費も含め、費用がばく大になるので無理だと思った。飛行機でバンクーバーに行くというのも、5人分となると、出費がすごい。この旅は、マイカーだからこそ実現したのだ。私は、車がないのなら、旅行をやめて帰国するっつうもんじゃないか?という考えにいたる。まぁ、とにかく、結果が出てから考えようということで、プールに行き、近くのモールへ行って、中華丼、チキン、ポテトで夕食。どうしても、けちった食事になってしまう。この時は暗かったぜ、とあとで夫は話した。今日までで、3330キロ。半分だ。


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