どこにも行けないので朝からプール。毎日のように泳いでいるわりには子供達の泳ぎがうまくならないのはなんでや?と議論する。彼の教え方が子どもにあってないんじゃないか?というと、彼は、自分はちゃんと教えている。こういうのは自分でコツを覚えていくもんだ、教え方じゃない、と言う。どうも私は、自分が何もできないのをたなにあげて、常に向上とか会得を求めるのだ。だから手とり足とりの教え方をしない彼のやり方をみて、うちの子供達はかわいそうだな、と思う。たくましくはなるんだけど。
プールのあと、こども3人と私とでモールへ行く。買い物でも、ということだったが、やはり、こういう時に1ドルも遣う気にならない。子どももおとなしく歩くだけでかわいそうなくらい。
12時になり、夫が車で迎えにきた。エアコン用のファンを抜き取って、ラジエーターの亀裂をなおして何とか行けそうだと。工場の人に、ロッキーを越えてバンクーバーまでもつか?と聞いたら、保証はしないが、大丈夫じゃないか?と言ったそうだ。アメリカ人らしい答えである。
ちょっと気分は上向きで、昨日行けなかった、カスター・ステイトパークにむかう。ここは野生動物の宝庫だそうで、私たちは、ムースを見たいとはりきった。が、いるのはバイソンばかりなり。バイソンでもすごいのだが、これは、見飽きている。結局、ロバに人参をやって喜んだだけだった。
車はやはりよくない。とにかく、暑さ・坂道・低速がよくない。またしても、何回もストップしながら、連泊のハワードジョンソンへ帰る。夜は途中のスーパーで買った、サラダ、ハム、ピクルス。
私は、
「こういう綱渡りのようなドライブはいやだ。大陸横断だけが目的じゃないんだから、ここであっさりひきさがって帰国するか、バンクーバーまで行こうよ」と主張した。
彼は、車で続ける気だ。
「アンタは医者にはなれんなぁ。医者っていうのはこういうふうにだましだまし治療するんやで。」(こんなことを言った記憶は全くないが、言ったとすれば、末期の患者さんについてのことと思う。;夫談)
という。私は白か黒のタイプなので、彼とは正反対。しかし、運転するのも苦労するのも彼。本人がやる、と言ってるんだから、私はそれでいい。もし、彼が私の
「もういいよ。やめようよ。」
という後押しを求めてるならという気持ちもあって主張したんだから。
しんごがまたゲリピー。旅行するとどうしてもおやつが増え、ジュースが増えるのですぐおなかをこわすのだ。便意ががまんできなくて、すぐもらしてしまう。オムツにして、プールは中止。