朝、子どもにテレビをみせておいて、車を返しに行く。距離がオーバーした分をいれて、レンタル料は約1万円($~80)。ま、よかったんじゃない?
モーテルで豪華に食事。ソーセージ、ハム、じゃがいも、パン、コーンフレーク、フルーツ缶。
今日はただ移動するのみ。道は90号だが、砂漠のような平原はいつのまにやら林に変わり、森になった。平原が尽きる頃、ものすごい雨が降り、それが止んだ(正確に言うと、そこを通過した)と思ったら、いきなりきれいな山脈が目の前に現れた。こういった景色の感動は、やはり言葉だけでは言い表せない(らしい..。残念ながら私は車中で寝ていたので、後で話を聞いただけである)。
Alberton の手前は山でダート。当然、オーバーヒートで1回休み。なんだか、人生ゲームのようだ。アイダホ州に入り、太平洋時間に変わる。1時間得しました。
ここらへんは、太平洋側の人のリゾート地のようだ。一番大きな湖(Coeur d'alene) が高級っぽい。で、ここいらへの拠点である Spoken にたどりついた。道が混んでいるので、コンフォート・イン(87ドルで高め)にはいっちゃう。この時期は夏のバカンスのピークなのでどこも予約でいっぱい。
となりにある、マクドナルドでごはん。帰ってから、プール。ここはサウナも付いていた。
さぁ、今日はシアトルへいくぞ。やっと、太平洋をおがめるぞ。ホテルの朝食は、シリアル、ベーグル、ドーナツ、モモ缶、コーヒー。
今日も移動日。途中、昼食でマクドナルドに寄り、給水で2回停まったが、何とか、山を越え、太平洋側へおりた。タコマ富士と呼ばれる有名な山を探しながらドライブしたが、結局車からは見えずじまい。
シアトルは全体に宿泊料は高い。その上ハイシーズンなものだから、さらに高くなっている。午後4時に郊外のRentonというところの、ニンドルズ・インがとれた。台所付きの部屋で82ドル。モールに行って、買い物。温野菜が食べたくて、ヌードルもいれてたっぷり作った。それと、ホットドッグ。ここは、プールがないので、外でぼーっとすごしただけ。ズバリ、プールは必要でしょう。
シアトル観光。「100年前シアトルはとても乱れた街でした。いきあたりばったりの街づくりとギャング組織の横暴、度重なる浸水で人々は苦しんでいました。しかし、街に大火事が起こり、それをきっかけに街は全ての古いものを道でおおい蓋をし、新しく生まれ変わったのです。」
その蓋をされた古い街を地下にもぐってみるのが、シアトル名物、Under ground tour。ガイドにくっついて、地下に入り、昔の劇場やら、水道管やら、街の名残、併設の博物館をみてまわる。ほほー、シアトルってそういう歴史を持ってたのね。だが、旅行疲れもあるのか、旅も後半になると、感動とか、好奇心がどんどん薄れていく。飽きてくるのだ。それと、真夏なので、街がどこもモントリオールに比べれば、見劣りする。緑は少ない、花壇の花はしおれ気味。どこ行っても、
「モントリオールのほうがきれいよね。」
となる。子供達も同じような感想。
旅行ガイドに書いてあった、ハーバーの名物おみやげ物屋には、ちょっとした博物館なみの下手物がいろいろ置いてあった。ミイラや、変な動物の剥製のような物から、米粒に埋め尽くされた小さな文字をレンズで覗いてみるようにセットされたショーケースまで、どこかで見たような物ばかり。私たちは何も買わずに出ましたが、店の中はとにかく人でごったがえしていた。海岸沿いの街はそれなりに活気があるのだが、
「もういいや、行こう」
と、北へ向かう。あとで、シアトルに旅行した人に聞いたら、やっぱり
「それほどおもしろくなかった」
と話していたから、疲れだけではなかったのかなぁ?(彼らもモントリオールで3年間いろんなところに行き尽くした人たちだったけど)
バンクーバーの手前、Bellinghumのモーテルに宿泊。ここは、安くて45ドルなので、スーパーでの買い出しもリッチになる。中華弁当(さすがに移民が多いとこういうものが豊富だ)サラダ盛り合わせ、いちごの生クリームかけ、フライドポテト。
プールもあり、部屋は狭いが、いいところだ。いいところの最大条件は何かというと、部屋のじゅうたんを平気で裸足で歩けるかということよん、私たちの場合。今回の旅はかなりそれはクリアしてた。お金かけたっちゅうことです。