ざわざわぼんじゅ「久しぶりの復刊 from Fukui」の巻

2005年9月1日号

ざわざわー!

 いやぁ、久しぶりだなぁ。5年ぶりっすか?久々だから、オカザワ家の近況から入ろうか。(オカザワ家の近況しかネタがないのですよ)

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りえ
 高校1年生。名門(?)F高校に入学して、なんと新体操を始めた。硬い体を無理矢理しならせて、踊る踊る。なんとフラフープは得意らしい。福井には新体操部のある高校が3つしかなく、いつでもベスト3に入れる。うまい!

ゆか
 中学3年生。テニス部のキャプテンを務めたが、先日最後の大会が終わった。後は受験一筋!おっと文化祭が待っていた。演劇はいつも盛り上がるらしい。

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しんご
 いつの間にか中学1年生。前回は「春から、スポーツ少年団の野球部に入った。」とあったのに、時の経つのは早い。野球は転校しても一応チームのエースになれたが、なんせ入ったのが毎年1回戦ボーイの弱小チーム。最終学年もあっけなく初戦敗退し、何の未練もなく中学ではサッカーだ。どうだー。

ではいよいよ

「ざわざわボンジュー2005年復活号」開始

改めまして、ざわざわ〜。

「次は、りえちゃんのお受験物語か」と書いてはや5年がすぎ、夫に、「書かないの?書かないの?」と言われても、腰があがりませんでした。周囲からも、「読みたいわ」とお声がかかっても。

あれからオカザワ家、ドトーだったんですよ。

りえ受験、入学。夫の異動が決まり、家族で引っ越しが決まり、3年しか住まなかった家を売り、ゆか受験、北陸福井に越して、ゆか入学。りえと伸吾転校。

2年半がすぎ、やっとここに慣れました。やっと・・・。

ドト〜の間は書けないですよ。ナマな感情ここに書けないですよ。巷ではそういうプログってのは大流行ですけど。私は無理だったなぁ。私はええかっこしぃだし、傷つける相手もでてくるしねぇ・・・だってここは日本だもの、カナダにいるときは何書いても読むのは遠くの日本の人なんだもんねぇ。

もう書くこともないかなぁ、と思っていましたが、夫はこうやって書き出しをやってくれて、「あと書けば?」、って私のPCにうつしてくれたんです。
じゃぁ、書くか。ありがとう、だーりん。

疑問解明コーナー

「なんで福井にいったんですか?」

あ〜それはねぇ〜、ひとことでいうと、人事異動のところてん方式ですな。向こうもきてほしい、こっちもトータルで考えると行くべきだろう、てなことで。承諾したわけですな。お仕事あって給料頂いて、の私たちの安定した生活ですから。給料さがるけど一応出世じゃないかな?という異動でした。いわゆる「びみょ〜」ってやつですね。

「単身赴任は考えなかったんですか?」

これもねぇ、周囲からは当然のように言われました。「なんで?だんなさんだけにいってもらいなよぉ」夫も、「ひとりで行ってもいいし」と言いましたが、私が家族で引っ越すことを決断しました。Family should be together.です。ここで単身赴任したら、もう定年まで離れて暮らすことを意味したので、それはかなわない、と。でもそういう生活を選ぶ家族の多いことをその頃たくさん知りました。

理由はいろいろ挙げられます。子どもの教育にお父さんが直接関われないとだめだ、とか、二重生活はお金もかかるし、夫の負担も大きいとか。でも、私が夫と一緒にいないと家族はばらばらになっちゃうような気がしたのよねぇ。遠距離恋愛できないタチなんです。最後の<家族で引っ越し>だ、次の異動は単身赴任だ、そう思って最後の引っ越しをしたのでした。正解だと思ってる。思いたい。 でもね、単身赴任しなきゃならないような就業って日本は横行してるけど、どうかと思うよ。単身赴任ていいことないし、だからといって家族で引っ越し転校ってほんとに大変。

「受験はどうなったの?」

りえは滋賀で附属中を受けました。ゆかは滋賀にいるときに福井の附属中を受けました。伸吾は去年附属中をうけました。りえは欠員のあった福井の附属中に転校させてもらえました。

お受験物語っていうほど、邁進したわけじゃないです。やっぱり、難関私学を目指してのお受験が正当派でしょう。附属中は教科書を逸脱しない問題ですが、難関私学は明らかに中学先取りのハイレベルな争いですもんねぇ。うちの子は、それなりに受験対策はしましたが、おがつくほどの受験ではなかった。でも、がんばりました。うかりました。中学の選択もまちがってなかったと思う。

「家はどうしたの?」

これが一番の未練たらたらですな。

家族で移ることを決めて、今度は家はどうする?ということになって、借家にするか、売るかで悩んだのですが、管理することを考えると、借家にするのは手間もお金もかかりすぎるし、なんせローン支払って向こうで借家っていうのは経済的に無理だったので、売ることに。

これがなかなか売れなくてねぇ。でも、なんと、その売り家の仲介してくれてる不動産会社の社員でもある、息子のクラスのお友達の家族が買ってくれることになったんですよ。夫は、「見る目のある専門家がここを選んでくれた」ことにすごく誇りをもちましたよ。買い物は間違ってなかったのだ、とね。

最後まで私は庭の手入れをしました。自分はみることのない球根やシバ桜を植えたりね。あとで、それがきれいに咲いて、と聞いて、まるで嫁に出した娘が幸せにくらしてることを聞いた母の心情でしたよ。

さぁ、私たちは福井県人だ編

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福井って滋賀の北で、距離もJRで京都まで1時間半のところで近いのよねぇ。

でも、関西じゃない。全然メンタリティーが違うのぉ〜。

言葉も全然ちがう。私が福井弁をマネしてしゃべると、最初のころは、「そりゃ、おしんだろ」と言われたものでした。東北かかってるんですよ。なかなかかわいい言語なのだ。いまじゃ、私も、関西の友達に「福井弁かかってる」といわれるようになりましたよ。「ほやの〜、明日みんな早いで、はよ寝よっさ〜」な〜んて言えちゃうのさ。

「いやぁ〜、まいった」。まいったの一番は、雨です。引っ越していきなり20日間雨ふったんですよ。どしゃぶりというわけじゃないのです。どしゃぶりの日もあるがそれならそれであきらめもつく(ほんとはつかない)、晴れてると思ったら、さ〜っと雨がふる、これが厄介。だから、どんなに晴れていても、布団を干して留守にするなんてできない。洗濯物ももちろん。

とにかくこれが辛かった。辛いので会う人ごとに、「雨が、雨が、洗濯物が・・」と説明するのだけど、県外からきた人は、「わかるわかる」と言ってくれるものの、地元の人は「雨?あ〜多いかなぁ。洗濯物?あ〜そうかもね〜」と屁でもなさそう。

サンルーム。福井の家に必ずといっていいほどあるものはサンルーム。ない人は、洗濯物干し部屋を設置しているのだった。でもって共働きが多いので、みんな夜に洗濯して室内干しが多いのだった。

うちは、すぐに除湿器を買って、寝る部屋は、昼間洗濯物部屋にした。今では冬でも扇風機と除湿器で乾かす。こう書くとあっさり解決したようですが、ここにくるまでは大変だったのだ。天日干しにこだわって、何回雨で濡らしたことか・・・。それに、夏でも外に干した洗濯物が湿気でしっとりしちゃうのだ(うちは田んぼと川にはさまれた家)

泣いた日もありました。うらんだ夜もありました、だ。

でも、今では洗濯物もオッケー、布団干さないでいいように、マットとベッドパッドにしたのだった。この前、義妹が(大阪在住)長雨に「もういやになる〜」って言ったのを聞いて「え?なんで?」と聞き、「洗濯物が〜」と言われて、「・・・あ〜そうかもねぇ、私はもうどうもないけど」と答えていたのだった。私はもう福井人になったと思った瞬間である。

福井の人は・・・

とにかく真面目です。忍耐強い。けんかしない。ま〜るくま〜るく暮らしている。み〜んなお腹にためてるのか、家族でうさ晴らしてるのか・・。

校則、守る守る。ほら、どこの学校行っても、ヤンキー族ってのは、いるじゃないですか。いないよぉ〜。いると、珍しいものみた、という気になるが、いない。制服もきちんと着て、スカートもきちんと着て・・・高校になると、そこそこヤンキーしてますが中学はしばりがきついのもあるがほとんどいないです。まぁ、びっくり。

まぁ、こんなにおとなしく、お利口に暮らして、いったいどこで弾けるのだ?と思っていたら、ありました、ありました、福井人が唯一弾ける日が・・・

それは、<よさこい>、だぁ〜!ヨサコイ、イッチョライとかいうのですよ。

高知県のヨサコイ、ある青年が北海道に持ち帰ってヨサコイソーラン節で踊り始めたら、各地に飛び火し、福井でも6年前から大がかりに夏祭りのメインイベントになったそうです。

原宿タケノコ族ってありましたでしょ?あんな格好での群舞、なんですが、今年は78チームが各地から参加、だるまや西武前の通りでコンテストが例年通りあり、私たちの地域のチームが大賞を獲得しました。すばらしい。

あの真面目な福井人が・・・こんなに跳んで跳ねて弾けて踊るなんて・・・と感動しました。しかし、観客は決して同化せず、黙ってお行儀よく見てるのが(手拍子さえ盛り上がらない)さすが県民性なのだった。

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お久しぶりの、ざわぼん、今回はこのへんで・・・ざわざわ〜〜。


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>家族でスキーへ行ったときの写真。バックの雄大な景色が素晴らしい!?

ではまた次号でお会いしましょう。おるぼわー



【ざわざわボンジュー; カナディアンロッキー編】
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