ざわざわぼんじゅーカナディアンロッキー編

〜思い出パズルをつなげるか?〜

1999年11月3日号

まえがき

 やぁやぁ、ついに旅行記は最後となりました。カナディアンロッキー編です。実はオカザワ家の旅としては、これが一番古いのですが(97年の夏に行った)、旅行記は最後となりました。なぜかというと、これを書くにあたっての、私の日記がないために、書くことは不可能と思ったから、ほっておいたのです。なぜ日記がないかというと、旅行中に車のドアポケットにいれておいたら、どこかで、落としてしまったのです。

 日記がないと、どこで何を買った、とかいくらだったとか、ここの道でこういうことがあった、とかいう 些細だけれど、おもしろかったことが書けなくてつまんないでしょ。(些細なことはつまんないからいい、てか?)

 しかし、夫は、「やっぱりカナディアンロッキー編は、書いたほうがいいんちゃう?」と私にお願いするので(カレは何事もきちんと整理するのが好き)、資料と写真で思い出をつなぎあわせて、書くことにしたのだ。普通の観光案内ぽくなってつまんないものになるおそれも十分あるので、そこんとこ、よろしく。(いつもつまんないからいい、てか?)

地球の歩き方は有用

 思い出すにあたって、写真は重要だが、ほかの資料も大事。現地で調達した、地図、ガイドブックも参考になる。が、なんといっても、頼りになるのは、地球の歩き方、である。どこ行っても、日本人の旅行者が、地球の歩き方を持って歩いているのをよくみかける。こういうのは、見てると恥ずかしいが、私たちも、必要な部分だけを切り取って、持っていった。切り取りやすい、軽い、貧乏旅行者がターゲット(お金のことに詳しい)、というこの古典旅行ガイドはいまだに健在、王道であります。どこかに行くときはそこの部分を通読する。すると自分の中で、ここは押さえよう、とか、これは余裕があったら、でいいな、とか自然とプランができあがり、そのプランは、おそらく、ひとそれぞれになるだろうな、というすぐれたガイドブックなのだ。ちなみに、夫は最近、カナダにハネムーンにでかけた二人に、旅行前、地球の歩き方カナダの最新版 を買ってプレゼントしていた。やさしい。今回、これを書くにあたって、「あれ、(Kくんに)借りてきてよ。」と頼んだら、「図書館で借りろ」とひとこと。冷たい。

はい、じゃ、いくよ。

玄関口はカルガリー

 モントリオールから行ったので、カルガリーだが、日本からなら、バンクーバーだろうか。(バンクーバーからジャスパーまで電車があるんだよね。これ楽しそう)カルガリーから入って、バンクーバーから戻るOne Way、というのも手だが、これにするのは、かなり日程に余裕がないとつまらない。それとレンタカーの都合もある。うちは、カルガリー〜バンフ〜ジャスパー〜バンフ〜カルガリーという、ピストン行程。13日間を費やしました。これより、短いとあまり廻れない、長いとしんどいかな?(お金も体力も)大自然に飽きる、ということも。

いつ行くか?

 うちが行ったのが、7月3日から15日。これはピークの直前だが、さいごの数日はピークにひっかかっていたので、宿探しに苦労した。7月中旬から8月の中頃までがピークらしい。なぜかというとこの時期がカナディアンロッキーの夏本番で、天候がもっとも安定しているからだそうだ。確かに、私たちがいった頃は、雨が多く、寒い日が多かったが、友人家族は(私たちといれかわりに7月後半2週間を費やした)、ほとんど長袖がいらないくらいお天気続きだった、という。実際、統計上もこの時期の雨量はいつも少ない。

 きままにふらっと行きたいなら、ピークをはずす。一番いい時期がいいのなら、行程を旅行前に決定してもれなく宿を押さえておく、ことだ。

はずせない装備;氷河をあるかなくちゃね

 うちはこれで失敗したが、防水寒着と靴。氷河がいくつかあって、そこを見るだけなら、いいのだが、普通のかっこでは歩いていけない。スキー手袋、防水ジャケット、すべらない靴が必要。普通のかっこでもキャタピラーつきの観光バスで行けばいいのだが、あれは、高いわりに、へ、あんなとこで終わり?という短さ。装備さえあれば自分の足で行ってこれるんだから、もったいないと思う。


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